合格を導く「願書」執筆のポイントと鉄則
- 願書は単なる書類ではなく、面接時の貴重な資料であり、「この親子に会ってみたい」と学校側に思わせるためのプレゼン資料です。文章のみで家庭の魅力を伝えきるために、以下のポイントを意識して作成しましょう。
- 1. 願書執筆における「3つの基本マナー」
読み手への配慮は、そのまま学校への敬意として伝わります。
・丁寧な自筆: 字の巧拙よりも、一画一画を丁寧に書く「誠実さ」が重要です。丁寧な字からは、親の真剣な熱意が読み取れます。
・視覚的な美しさ(字数と余白): 枠を埋めようとして文字を詰め込みすぎると、かえって読みづらくなります。一行の文字数と行間を一定に保ち、すっきりと視野に入るレイアウトを心掛けましょう。
・適切な段落構成: 内容の節目で段落を変え、一文を長すぎない(3行程度まで)ようにまとめます。欄外への記入は厳禁。規定の枠内でまとめ切るのが最低限のルールです。
- 2. 内容に説得力を持たせる「3つの論理」
「何を、どう伝えるか」という中身の質を高めるためのポイントです。
・論理的(ロジカル)な志望理由: 家庭の教育方針が、なぜその学校の教育理念と結びつくのか。その関連性を論理的に説明しましょう。読んだ時に違和感なく納得できるストーリーが必要です。
・家庭方針の具体化: 「わが子を第三者の視点で見る」ことが大切です。例えば、「順番を守るよう言い聞かせている」という日常の姿が、学校の「規律を重んじる」方針にどう繋がるかを具体的に記述します。
・ブレない文章の基軸: 「協調性」を訴えながら、同時に正反対の「独自性」を強調しすぎると、メッセージがぼやけてしまいます。文章全体に一本の芯を通し、一貫性を持たせましょう。
- 3. 執筆にあたっての心得
・「お受験のルール」を意識する: 幼児教室などで指導される一定のフォーム(構成の流れ)は、多くの合格者が踏襲している「信頼される型」です。独りよがりな文章にならないよう注意しましょう。
・推敲を重ねる: 文章能力は書くことで磨かれます。何度も下書きと書き直しを繰り返し、完成度を高めてください。
・他を認め、自らを訴える: 他校や公立を否定するのではなく、志望校の素晴らしさを認めた上で、「だからこそ貴校で学びたい」という前向きな熱意を伝えましょう。
- まとめ
願書づくりは、親がわが子の将来を真剣に考え、家庭のあり方を見つめ直す貴重な機会です。 不安や悩みがある時は、『私立小学校の願書の書き方』などの専門書も参考にしながら、信念を持って筆を進めてください。親が自信を持って書いた言葉は、必ず学校側の心に届きます。
- ・参考図書:「合格する」シリーズ【全国】小学校受験「 願書の書き方本」で願書の構成を学ぶのも有効です。